自啓館だより
令和元年 12月
No.172

インフルエンザが全国的な流行期に入ったと、国立感染症研究所が発表しました。 流行期に入るのは、例年より数週間から1か月ほど早く、統計を取り始めて以降、2番目に早くなっていて、専門家は早めのワクチン接種などの対策を呼びかけています。

そのインフルエンザの予防ですが、これまでワクチンを注射するというのが一般的ですが、このほど鼻にスプレーするだけで、インフルエンザの感染を防ぐ国産の経鼻ワクチンを大阪府吹田市の阪大微生物病研究会が開発したそうです。 人に予防接種して安全性と有効性を調べる治験が今年7月に終わり、近く国へ承認申請する方針で、従来の注射に比べて高い効果が期待できるようです。 病原性をなくしたウイルスを利用した不活化ワクチンで、細いスプレー容器に入ったワクチンを鼻に差し込んで噴射するだけだそうです。 経鼻ワクチンは既に米国で広く使われているそうですが、国産品は初で、承認されれば、数年後に痛みを伴う注射をしなくても、インフルエンザを予防できる時代が来るかもしれません。

教室でも、授業中にゴホゴホと咳をする生徒を見かけます。 以前にも紹介しましたが、「咳エチケット」とういことばがあります。 厚生労働省が啓発しているものです。 インフルエンザをはじめとして、咳やくしゃみの飛沫により感染する感染症は数多くあります。 「咳エチケット」は、これらの感染症を他人に感染させないために、個人が咳・くしゃみをする際に、マスクやティッシュ・ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえることです。 自分のためにも、周りのためにも実践していきましょう。

《冬期講座期間中の通常授業について》

自啓館では12月21日(土)〜1月7日(火)の期間で冬期講座を行います。 (詳細は冬期講座の案内をご覧ください。) 冬期講座期間中の通常授業は休講となります。 よって、通常授業が2週間ほどなくなります。

2学期の重要な学習内容を冬期講習会で復習し、休み明けのテスト対策に向けて取り組んでいきたいと思いますので、 受験生はもちろん、他学年についても冬期講座への積極的な参加をお待ちしております。

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