No.181
長い長い梅雨がようやく明けたかと思えば、酷暑が続いています。お身体、ご慈愛ください。
さて、今、将棋界で話題の中心になっているのが、高校生棋士の藤井聡太さん。 6月28日に挑んで勝利した「棋聖戦」の第2局で指した手が、「AI超え」と称賛されています。
注目されたのは、58手目の「3一銀」。 ほとんどの人が意外に感じたものの、藤井七段はこの手を選び、勝利につなげました。
これについて、世界コンピューター将棋選手権で優勝した将棋ソフト「水匠2」開発者の杉村達也さんは、 「『水匠2』に4億手読ませた段階では5番手にも挙がらないが、6億手読ませると、突如最善手として現れる手だった」と解説し、「藤井七段がAI超え」と話題になりました。
これに対して、元将棋名人の「ひふみん」こと加藤一二三さんが 「AIを過大評価する一方で、天才棋士の頭脳のきらめきやひらめきを、そもそも軽視しすぎの世の中ではないかと歯痒い想いがする」 とツイートしているそうです。
確かに、藤井さんの脳内でAIと同じことが行われているかというと、そんなことはないでしょう。 直感やひらめき、場の雰囲気や緊張感、呼吸、間合いなどAIには判断できない要素がいくつも絡み合っていると思われます。 そして、そのひらめきや直感は、これまで積み重ねてきた多くの経験や練習があればこそ、生まれてくるものだと思います。
令和2年度 | 150.4点 |
平成31年度 | 150.5点 |
平成30年度 | 136.8点 |
平成29年度 | 152.6点 |
平成28年度 | 134.8点 |
令和2年度大分県立高等学校入学者選抜学力検査の分析が、 大分県教育委員会から出されました。 学力検査合計点の分布については、平成 31 年度と比べて低得点層はあまり変わりませんが、200 点以上 の高得点層が増えています。
教科ごとの平均点の最高点と最低点の差は 8.0 点(英語 34.9 点、社会 26.9 点)となっており、昨年度の7.5 点(国語 32.2 点、数学 24.7 点)より大きくなりました。 数学においては、10~19 点の得点層が他の科目と比べて少なく、英語においては、20~29 点の得点層から 50~59 点の得点層までの人数の割合がほぼ同じであり、50~59点の得点層の人数の割合は、他の科目と比べておよそ5倍程度でした。