自啓館だより
令和4年 12月
No.208

11月の下旬を迎えますが、まだまだ日中は暑ささえ感じられ、一日の寒暖差が大きい日々が続いています。 体調を崩している生徒も見られます。 健康管理に十分留意しましょう。 発熱など、体調がすぐれない場合は早めにご連絡ください。

さて、年末も迫ってきて勉強も追い込み時期となりました。 この時期、頑張っていても結果がでない、成績が上がらない、はかどらないなど焦っている生徒も多いことと思います。 少しでも勉強の効率よくなるように、認知心理学者のミーガン・スメラッキ氏が2018年に発表した6つの効果的な学習を紹介します。

  1. 【間隔】同じ内容を1回で集中的に学習するより、日を分けて繰り返し学習するほうが記憶の保持率が高くなります。
  2. 【想起練習】学習したことを思い出す練習をしましょう。そして、できるだけ多くの模擬テストを受けましょう。テストの意外な利点は記憶を改善すること。思い出す(想起)練習になります
  3. 【精緻化】学んだ物事が機能する理由と方法を、人に質問あるいは説明しましょう。学習の精緻化は「新しい情報」を「既存の情報」に結びつけます。
  4. 【交互配置】長時間1つのことばかりを勉強せず、トピックを切り替えて勉強しましょう。問題の解決方法を、適切に選択できるようになるからです。
  5. 【具体例】抽象的な概念を学ぶときは、その概念を説明できるような具体例を探しましょう。抽象的な概念を補足すると、覚えやすくなります。
  6. 【二元的な符号化】言葉とビジュアルを組み合わせて学びましょう。 インフォグラフィックやイラスト、漫画などを加えたほうが学習を強化します。

以上は、これまでも言われてきたことですが、何か壁にぶつかったときに、一歩前に進むためのきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

《冬期講座期間中の通常授業について》

自啓館では12月17日(土)・24日(土)・25日(日)、27日(火)~30日(金)、1月4日(水)~7日(土)、9日(月)の期間で冬期講座を行います。 (詳細は、冬期講座のご案内をご覧ください。) 冬期講座期間中の通常授業は休講となります。 よって通常授業は2週間ほどお休みになります。

受験生については、本番前の追い込み、他学年においては、2学期の重要な学習内容の復習、および冬休み明けのテスト対策に向けて取り組みます。 受験生はもちろん、他学年についても冬期講座への積極的な参加をお待ちしております。
※日程が合わない場合などは、各教室長にご相談ください。